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村林 孝夫 Takao Murabayashi

写真界の逆風を真正面に受けながら常識を打ち破り、独創的なアイディアと行動力で写真修復の世界を変える逸材、世界にその名を知られる村林孝夫。

写真界が注目している最高の暗室技術者
まさに敏腕の職人です。

その手にかかりオリジナルの美しさを取り戻した写真は貴重な歴史の記録として今後も価値を失いません。
村林孝夫の持つ修復技術を始めとして彼の取り組むこだわりの研究や作品をご紹介いたします。

A restoration professional bringing faded black-and-white photographs back to life. What is his miraculous craftsmanship?

村林孝夫略歴

1949東京都渋谷区生まれ
1956写真家の父から初めてカメラを手渡され風景写真を撮る。同時に黒白暗室技術を覚える
1969東京写真大学(現東京工芸大学)入学、父と一緒に研究していたネガフィルムの銀汚染クリーニングに成功
1973大学卒業、大日本印刷(株)CDC事業部入社、広告・カレンダー等の撮影に従事
1974国画会に連続入選
1975(有)フォトムラバヤシ入社、ガラス乾板銀汚染クリーニングに成功
1991モダンアート展出品
1992印画紙修復/再生の研究を始める
1993フィナール国際美術展出品
1996中日現代美術友好交流展栄誉賞、同作品は上海博物館永久収蔵
1998サロン・ド・メ(五月のサロン・パリ/フランス)招待出品
1999白黒写真の化学的修復法を確立し特許申請  日本芸術学会会員になる
2000パリ5区「スタジオ イマージュ」で写真修復法を発表
2003「経変化した白黒写真の修復法」で特許取得
株式会社リボテック取締役大森研究所長に就任
一ノ瀬泰三氏のベトナム戦争で被弾したカメラから取り出したフィルムの現像に成功
2004「日本写真芸術学会」平成16度次大会において、「白黒ヴィンテージ写真の化学修復と展示」というテーマで研究発表講演を行う
2005「日本写真芸術学会」平成17度次大会において、「ゼラチンシルバープリント修復の実際」というテーマで研究発表講演を行う
東京都中小企業振興公社の助成事業として鶏卵紙写真の修復技術を完成
テレビ、雑誌等のマスコミで多数紹介され、数多くのクライアント様の写真を修復し納める
「夢の扉」(TBSテレビ)番組中で修復した、東京・浅草のシンボル「凌雲閣」の鶏卵紙写真、研究中の技術だったが細部まで明瞭に再現され、当時の繁栄ぶりが蘇った
2008「夢の扉」(TBSテレビ)番組中で修復した「勝海舟」の肖像写真(鶏卵紙写真)が再現され、着衣の様子から撮影された時期の特定ができた
2013東北大学大学院・文学研究科のご依頼で、ガラス乾板の修復テストを行う
中国仏教史研究の先覚者である“常磐大定師“自ら中国大陸に渡って撮影されたガラス乾板が、数枚が重なったり、銀汚染が発生したり、酷く汚れたりしていたが、重なった乾板の分離に成功
銀汚染やその他の汚染も除去し、鮮明な画像を取り出す事に成功した
2018第52回 吉川英治文化賞を受賞
20192011年東日本大震災で発生した想定外の津波により、陸前高田市博物館に収蔵されていた多くの史料がヘドロ混じりの津波により破壊された。東京国立博物館の依頼により被災した「ガラス乾板」の修復調査・テストを行っている
2021被災した陸前高田市博物館に収蔵してあったガラス乾板の修復。
再オープンに向けたプロジェクトを完了し、写真プリントが制作された。

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